私が治療する手の外科の病気の中で、手根管症候群は代表的なものです。
症状としては手のしびれが起きるのですが、「夜中や明け方のしびれ」が特徴的とされます。 一方で車社会で暮らしている患者さんの中には、「運転でハンドルを握っていると手がしびれる」 という症状で病院を受診される方もいらっしゃいます。この「握っていると手がしびれる」という症状は 手根管症候群を疑わせる症状になります。 その他に利き手の手根管症候群で多い症状は ・ペンを持って字を書いているとしびれが出る。 ・歯磨きをしたり、ドライヤーをかけたりしていると手がしびれる。 などの症状も多く見られます。 痺れがあるだけで特別に困らない患者さんも多くいらっしゃいますが こういった症状は日常生活に支障をきたすことに加えて、手術で良くなることが見込める症状です。 運転中に手がしびれる患者さんは、一度手の外科専門医の受診をお勧めします。
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Author若杉琢磨 Archives
January 2024
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