茨城県で手根管症候群や母指CM関節症など手の疾患を診療
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手指の装具療法について

25/9/2025

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手の病気のうち、年齢に伴う変性疾患として起きるもののうち
手指の変形性関節症があります。
特に第1関節の変形性関節症はへバーデン結節とも呼ばれ、名前は比較的よく知られています。

変形があっても痛みが軽く使うのに支障がなければ特に問題はないのですが
「痛みがあって曲がらない」
「痛みがあってつまんだり握ったりすることができず、日常生活の支障が大きい」
など、日常生活に支障をきたす「強い痛み」に関しては、様々な治療を試みます。

ふつうに整形外科にかかると「痛み止めで様子見る」になりがちです。
当院でも内服薬や外用薬などいろいろ使いますが、割と効果があるのは装具療法です。
装具で第1関節を固定し、安静をはかることで、関節の腫れや強い痛みを軽減することを狙う方法です。

「薬を飲んでいるが、この指のこの関節だけは痛みが取れにくい」など
局所の痛みが強く続く場合には、装具療法も有効な場合があります。是非一度ご相談ください。

※手指の装具療法は、作業療法士が指の形にあわせて作成しています。
作成する際には、医師の診察とリハビリの処方が必要となります。

参考資料:へバーデン結節 
     ブシャール結節
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2024年の手術件数について

23/1/2025

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2024年の手の外科手術件数は、合計246件(わかすぎ整形外科・手の外科クリニック分)でした。
主なものとしては

鏡視下手根管開放術:83件
母指CM関節形成術:20件
手指変形性関節症(へバーデン結節関節固定術など):25件

腱鞘炎(デケルバン病など):73件

腱縫合術・腱移行術・腱移植術:8件
骨折観血的手術:16件
その他:21件

救急医療機関とは異なり整形外科クリニックですので、骨折などの緊急性のある外傷について
すべて当院で対応できるわけではありませんが、鏡視下手根管開放術や母指CM関節症に対する関節形成術など
手外科専門医として、これからも積極的に手術を行ってまいります。

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橈骨遠位端骨折を受傷したら気を付けること

21/1/2024

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すっかり冬で、毎日寒い日が続いています。冬になると、雪が降った時だけでなく寒さで体の動きが悪くなり転倒し、骨折する方も多いです。手の外科で代表的な手首の骨折に、橈骨遠位端骨折というものがあります。

 この骨折で大切な点をまとめますと
1:手首の骨折でも、指はよく動かす必要がある
2:骨折に伴い、神経症状や腱断裂が起こることがある
3:必ず骨密度の検査を受けましょう
の3点があります。

 手の外科外来をやっていると、橈骨遠位端骨折で指が動かせず指が固まってしまい
治療がとても大変になる方が時々いらっしゃいます。手首の骨折をした場合でも指は動かせるはずですので
いつもよりも意識して、指を動かすように努める必要があります。
 また、長母指伸筋腱皮下断裂や手根管症候群など、手術を必要とする状態になることもあります。
このような場合でも、昔と異なり日帰りでの手術が多く行われるようになりました。
私の勤務するわかすぎ整形外科・手の外科クリニックでも日帰り手術での対応をいたします。

 最後に、橈骨遠位端骨折を受傷された方は、骨粗鬆症にすでになっている方が非常に多いです。
このため手の治療で大変だとは思いますが、骨密度測定を必ず行うようにしましょう。

 詳細はこちらのページをご覧ください。

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2023年日本手外科学会 母指CM関節症に対する低侵襲手術について

27/4/2023

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2023年4月20日に、第66回日本手外科学会学術集会での発表がありました。
内容は母指CM関節症に対する手術で、2020年より導入した低侵襲手術の内容を発表しました。

手術後の成績は過去の大がかりな手術と変わりないのですが
・20mm-30mm程度のちいさなキズで手術が済む
・手術時間の平均は30-40分程度で、日帰り手術も可能であること
・術後のギブス固定は、抜糸までの1週間程度のみであること
を発表いたしました。

母指CM関節症は、指の中で最も重要な母指の痛みのために、薬や装具で痛みが取れない場合や
日常生活に支障をきたす場合は手術を行う場合があります。
どうせ手術するならば、なるべく患者さんの手に負担のかからない手術を行いたいと考えています。

一方で、日帰りで手術が済んでも日帰りで治るわけではありませんので
術後の定期的な経過観察が非常に重要です。
母指CM関節症でお困りの患者さんは、ぜひ一度手外科専門医の診察を受けられることをお勧めします。
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2022年の鏡視下手根管開放手術件数

4/2/2023

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2022年の鏡視下手根管開放手術件数は、
湖南病院(火曜日午前午後手術):44件
整形外科メディカルパパス(木曜日午後手術):25件
合計69件でした。

手根管症候群に対する鏡視下手根管開放手術は、傷が小さく傷の治りが早いことや術後の復職までの期間が早いことなどがメリットとして挙げられています。
夜中に手がしびれて眠れない、運転していると手がしびれてくるといった症状の方には​お勧めできる手術であると考えています。
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冬は手根管症候群の患者さんが増えてきます

26/11/2022

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毎年のことですが、冬になるにつれて寒くて手足が冷える毎日がやってきます。
手の病気のうち、手根管症候群は毎年冬になると症状が悪化する患者さんが多いです。

おそらくは寒冷刺激で神経が過敏になる影響や、手根管症候群の原因となっている横手根靭帯の硬化などいろいろな原因が推測はされますが、原因は明らかではありません。
夏や秋までは軽いしびれのみで、お薬で様子を見ていられた患者さんも、症状が悪化して手術に踏み切る方が毎年多い印象があります。

夜間や明け方に増悪するしびれ、運転していると悪化するしびれ、書字や手の使用にともなって増悪するしびれ感は手根管開放術が非常に有効です。寒くて手のしびれが悪化する患者さんは、是非一度手の外科専門医の医師の受診をお勧めいたします。
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肘部管症候群は早めに手術した方が良い?

15/10/2022

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手のしびれが出る病気のうち、肘部管症候群と呼ばれるものがあります。
手根管症候群が、手根管(手首のトンネル)で神経が圧迫されるのに対し
肘部管症候群は、肘部管(肘のトンネル)で神経が圧迫されて症状が出ます。
しびれの場所は、薬指の半分と小指です。

肘にある肘部管で尺骨神経が圧迫されることにより、薬指と小指にしびれを感じる病気ですが
机などに肘をぶつけて小指にしびれが出る時に似ています。
肘を曲げるとしびれが悪化するといった特徴があります。

この肘部管症候群は、しびれの生じる指先から、神経の圧迫される肘まで距離が長いので
進行した状態での手術では、改善が限られてしまいます。
このため、定期的な通院で症状経過を診察しながら、改善が無い時は躊躇せず手術をする方が
治りが良い病気であると言えます。

手術は日帰り手術で可能な病気ですので、薬指、小指のしびれが続く方は
ぜひ一度手の外科専門医の診察を受けることをお勧めします。
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母指CM関節症は、膝や肩のように関節注射を定期的に行うのか?

24/9/2022

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母指CM関節症とは、中手骨と大菱形骨の間の関節に起こる加齢性の変化です。なじみのある表現でいえば、「ひざの軟骨がすり減る」状態が、親指の付け根に起こる病気です。

結論から言えば、母指CM関節症に対するステロイド注射は、膝関節や肩関節に定期的に行うヒアルロン酸製剤の注射とは位置づけの異なるものであり、定期的に行うことはありません。

腱鞘炎の注射と同様、合併症の発生を防ぐ意味合いで「6か月程度間隔をあけて、2-3回まで」の注射にとどめておくことが、安全な注射の施行方法になります。

このように書くと「めったに打てない」注射になりますが、膝でいうところの「水がたまった」ような場合、つまり急性の関節腫脹などに伴い痛みが増悪したような場合は非常に有効な治療法となりえます。

やみくもにただステロイド注射を打つのではなく、「必要な時に取っておく」ことも、治療戦略としては非常に重要となると言えるでしょう。
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手首を固定しても指は良く動かす

3/9/2022

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手首の痛みをきたす病気は、腱鞘炎、変形性関節症、打撲や骨折など、様々あります。
整形外科では飲み薬や張り薬が処方されて、装具での固定を勧められる場合も多いです。

​先日、近隣のクリニックと地域の基幹病院に、手首の痛みがあり受診され
診断がつかなくて「様子を見てください」と言われた患者さんが受診されました。

診断としては手首を曲げる腱の腱鞘炎があり、ステロイドの腱鞘内注射を行いました。
その際患者さんは「手は固定すると固まるって聞きました」とおっしゃっていました。

手関節周囲の腱鞘炎については手関節を固定することは、局所の安静のために推奨されますが
手首の関節を固定しても、それほど困ることにはなりません。
ただし、骨折の後にも言えることですが、「指は良く動かす」必要があります。
指が動かなくなると、手の機能は著しく損なわれます。

手首の治療の際は、手を固定している間も、指は良く動かすようにしましょう。
(もちろん、指自体が骨折などをしている場合は、別になります。)

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へバーデン結節は「年だから治らない」は本当か

6/8/2022

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手の症状で患者さんが困ることの多い疾患に、この「へバーデン結節」があります。
母指CM関節症と同様「軟骨がすり減る」病状が、指の第1関節に起きた状態です。

へバーデン結節は非常に有名ですので、退行性変化「年齢で起こる変化」であることは、
一般整形外科や内科の開業医の先生にも、広く知られています。

一方で年齢で起こる変化なので、「治りますか?」という患者さんの質問には
「年だから治りません」という答えが出てくることが多いです。

一方で、へバーデン結節は確かに年齢で起こる変化ですが
手の使い方の指導や適切な投薬、場合によっては手術などにより、痛みを軽くすることが可能です。
また、へバーデン結節の指に水ぶくれのできる「粘液嚢腫」は、感染を起こすこともあり
手術が勧められる場合もあります。

「年だから治らない」は、ウソではありませんが、患者さんの指の状態によって
適切な対処・マネージメントがあります。痛くて辛い方、心配な方は
ぜひ一度、手の外科専門医の受診をお勧めします。
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    若杉琢磨
    わかすぎ たくま
    手外科専門医・指導医

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